「テイカーに疲れた」 それ、相性の問題

「テイカーに疲れた」 それ、相性の問題

最近、テイカーって言葉を、
年齢も職業も立場も全然違う人たちから
やたら聞くようになった。

占いの相談でも妙に出てくる

またテイカーに搾取された、とか。
自分の周り、テイカー多すぎない?とか。

さすがに気になって、
そこまで共通言語になってるなら、

一回ちゃんと確認しとくか
くらいの温度感で、元ネタの
『GIVE & TAKE』を読み直してみた。

相変わらず文字が多いし分厚い本だ。

ギバー・テイカー・マッチャーのざっくり整理


この本では、人の関わり方を大きく3つに分けている。

ギバー:見返りを求めず、他者の利益や喜びを優先する人
テイカー:他者への貢献より、自分の利益を優先する人
マッチャー:損得や貸し借りの帳尻を合わせる人

※マッチャーは優しい中立役ではない。
もらったら返すという、かなり現実的な立場。

でも実際、そんなに単純じゃない


相談の現場で見ていると、

・この人は完全なテイカー
・この人は生粋のギバー

みたいに、きれいに分かれるケースはあまりない。

それよりも大きいのが、

この相手と一緒にいるとき、
自分がどんな役割になりやすいか

という視点。

例えば、

・友達とは対等で楽なのに、恋人には尽くしすぎる
・先輩には甘えられるのに、後輩には断れない
・親には言いたいこと言えるのに、特定の相手には気を遣いすぎる

これ、性格がコロコロ変わってるわけじゃない。

関係性によって、役割が変わっているだけ

テイカーに疲れた人によくある構図


「ちゃんとやってるのに、なぜか疲れる」
「いつも自分ばっかり我慢してる気がする」

こういう人を見ていくと、

・世話を焼きやすい立場に回りやすい
・頼まれたら断りづらい空気になりやすい
・一度引き受けると役割が固定されやすい

こうした関係のクセが重なっていることが多い。

最初は善意だったはずなのに、
気づいたらやって当たり前になっている。

これ、優しさが足りないとか、自己主張が弱いとか、
そういう話じゃない。相性と距離感の問題

相性というと、恋愛の話に聞こえるけど


相性って言うと、
恋人・夫婦・友達みたいな話に聞こえるかもしれない。

でも実際はもっと広い。

・この人の前だと頑張りすぎる
・この人には甘えられる
・この人といると役割が偏る

こういうの全部、相性の範囲。

相性が合わない=嫌い、ではない。
ただ、役割のバランスが崩れやすいだけ。

ギブしてるのに報われないの正体


読み直していて、一番しっくりきたのはここ。

正しいギバーとは、与える・与えないを選べる人

ギバー気質の人ほど、断るのが苦手で
余力がなくてもお願いに応じてしまったり
相手の反応を優先しすぎる

その結果、相手を甘やかし、自分が消耗する。

これは良い人すぎるからではなく、
選択権を手放している状態になりやすいから。

ギバー至上主義の落とし穴



いつも与えられる人が一番偉い
みたいな空気、たまにあるけど。

正直、それはかなり雑な考え方。

・気が向いたときに
・無理がない範囲で
・与えたい相手に与える

これだけでも、十分ギバー。

余裕のないギブは、
マッチャーと変わらなくなるし、
ときには余計なお世話になる。

消耗しないために必要なのは


テイカーを見抜く力じゃない。

・この人といると、どんな役割になりやすいか
・どこから無理が出るか
・今の距離感、合ってるか

ここを把握しておくこと。

相性によっては、

・自然と世話を焼きたくなる
・頼まれると断りにくくなる
・与えるほど依存されやすくなる

そういう組み合わせも、確かにある。
ただ、そういう相性だからこそ、線引きが必要

感覚だけで判断しなくていい


なんとなく疲れる、
理由は説明できないけど、しんどい。

そういう関係ほど、
感覚だけで抱え込むと、ズルズルいく。

相性を占いで見ると、

・対等でいられる関係
・程よく与えるとお互い伸びる関係
・与えるほど消耗しやすい関係

こうした違いが、かなり具体的に見えてくる。

もし、これに心当たりがあるなら


・人に与えすぎている気がする
・気づくと損な役回りになっている
・良い人でいるのが、正直しんどい

それ、根性論で直す話じゃない。
相性と距離感を整理して、
自分が消耗しない立ち位置を知る。

それだけで、人間関係はかなり楽になる。


著:あつき|占い処 六根清浄